一文字であれば ささえあう といわれることのある 人の字も 二つならべば 主従関係ができ 三つになれば 多いように思われ 四つになれば おそれてしまう 多くなればなるほど いいことばかりとはかぎらない 木は 二つならべば リンと響きあい 三つになれば シン と静まりかえる どんなに深い森のなかでも 一本一本の木は呼吸をし 光を求めてのびていく
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