朝の光がさして
人々が学校に職場に急ぐ時間
人目をさけるように彼女はいた
出されたばかりのゴミ袋
中に捨てられた大切な宝物を
必死に人目を気にしながら捜している
そこまでしても捨てられない大切な物
それをゴミとして出した彼
捨てられたものはその愛ごと忘れたらいい
そのまま焼却炉にいって燃えて
空に昇るがいい
空に昇っていやされて
そしていつかまた新しい愛がうまれる
悲しくて寂しいのは今だけ
時間は必ず思い出に変えてくれるから
ゴミ袋に捨てられた愛は拾ってはいけない