湯気の間に花は咲き 人のうわさの花は咲き 悲しみや嘲笑をこやしにして どんどん花は開いていく 開いた花の間から花粉が飛び 無責任な人たちの関心をひろう そしてそこにもう一つ 小さな孤独の花が咲き 大きなうわさの花の中にいる人は そんな小さな花のことなど 気がつく術もない
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